三浦綾子記念文学館は1998年6月13日、全国の三浦綾子ファンの募金によって建てられた、市民による「民営」の文学館です。
三浦綾子記念文学館は、三浦綾子の文学の仕事をたたえ、ひろく国の内外に知らせることをねがい、多くの人々の心と力をあわせてつくられました。それはまた、三浦文学を心の豊かな糧(かて)としてのちの世につたえていくことを目的にしています。
作家「三浦綾子」さん関連の資料が集まった三浦綾子記念文学館。三浦綾子さんの書斎も見ることができます。三浦綾子さんのファンはもちろん、当時の雰囲気を感じたい人にも人気のスポットです。
三浦綾子記念文学館の魅力を知って、お出かけをご検討ください。
三浦綾子記念文学館は、全国のファンによる市民運動によって創立しました。長く親しまれる施設として、地元の人たちから愛されています。
理念は「共に創り、共に育む」
それぞれの言葉が意味を持っています。
共に=一人ひとりが主体的に参加し、守り育てていく
創る=文化財産を継承し、個性あふれる文学館にしていく
育む=三浦綾子作品を広く伝え、次につなげていく
三浦綾子さんの代表作といえるのが、愛・罪・赦しをテーマにした「氷点」です。繰り返し映像化されている作品のため、聞いたことがある人もいるかもしれません。
氷点では、「原罪」が最も重要なテーマとして扱われています。クリスチャンの三浦綾子さんならではの作品といえるでしょう。
三浦綾子記念文学館には、三浦綾子さんが実際に使っていて後に移築された書斎が展示されています。レプリカの展示はよくありますが、本物が展示されているのは全国的に見て非常に珍しいです。
「ここで名作が生まれたのか・・・」感慨深いものを感じます。書斎に入ることはできませんので注意。マナーを守って楽しみましょう。
三浦綾子さんが使っていた創作ノートや作品が連載された雑誌など、当時の貴重な資料を見ることができるのも大きな魅力です。どこか懐かしい表紙、当時人気だった芸能人の表紙が並び華やかな様相を見せます。
「そうそう、こんな表紙だった」「え!当時の表紙ってこんな感じだったの」
思わず心が揺さぶられる多くの資料を楽しんでみてください。
三浦綾子記念文学館の周囲には、氷点の舞台となった「外国樹種見本林」があります。外国樹種見本林を散策すれば、まるで氷点の世界に入り込んだような気持ちになることでしょう。
氷点を手に持ちながら歩けば、より世界観に浸れそうです。外国樹種見本林の散策を予定している場合は、歩きやすい靴を用意しておいてください。外国樹種見本林を細部まで見ようと思うと、時間がかかります。
外国樹種見本林をゆったりと歩いて回りたいなら、時間の余裕をもって訪れることが大切です。
野外喫茶にはコーヒーや紅茶といった、各種ドリンクが用意されています。野外喫茶の大きな特徴といえるのが、外国樹種見本林を見ながらドリンクを楽しめる点です。
外国樹種見本林を見ながら氷点の世界に浸る。氷点を読みながら、ドリンクを堪能する。
思い思いの方法で過ごしてみてください。野外喫茶にいるのは、三浦綾子さんのファン・氷点が好きな人である可能性が高いです。タイミングが合えば、三浦綾子さんや氷点の話題で一緒に盛り上がれるかもしれません。
三浦綾子記念文学館ミュージアムショップでは、書籍・各種雑貨が販売されています。センスがあるお土産を購入すれば、家族や友達から喜ばれるでしょう。
バリエーション豊かな商品も多いため、大切なあの人を思いながらお土産を選んでみては?
「三浦綾子さんってこんな作品も執筆してたんだ」「この便せん可愛い」
新たな発見にもつながりそうです。商品は、オンラインショップでも購入できます。石鹸やアウトドアミストなど、続々と新商品が入荷していますのでお気に入りを探してみてください。
北海道旭川市神楽7条8丁目2番15号(外国樹種見本林内)
9:00~17:00(入館は16:30まで)