ここはいったい何?そう思った時から杵築レトロ館への扉は開かれる。農協の古い米蔵が昭和グッズたちの家、入り口を入るとすぐに、青い三菱ミニカ(S43)が出迎える。
ここには有田さんが個人で収集してきたおもちゃやレコード、人形、文房具用品、生活雑貨が2000点以上も展示されている。生まれ育った環境の中に当たり前にあったモノたち、役目を終えても愛おしくて捨てられなかったモノたちを集めた、それが有田さんのコレクションスタイル。
有田さんの奥様が、入館者をお茶でもてなしているテーブルでは、思い思いの懐かしい話に花が咲く。建物は3つの部屋に別れていて順路は自由。年代、あるいは環境によって懐かしい基準や懐かしいと思うものが違うので、反応も実に様々とか。若い人たちにとっては新鮮に映るものも多く、広い年齢層が楽しんで行く。
大分県杵築市大字杵築字多門6-2
10:00~17:00