道内でも有数のサケ水揚げ量を誇る標津町。標津サーモン科学館ではサケの仲間と周辺の魚を数多く展示し、サケの生態に合わせ季節ごとに展示が変わります。「幻の魚」イトウのエサやりや、チョウザメ「指パク」体験など、魚と触れ合えるコーナーが充実し、大人も子供も楽しめます。
標津サーモン科学館は、サケの仲間18種30種類以上が展示されているサケの水族館です。生きているサケの姿をすぐ近くで観察でき、知識が身に着けられます。
「サケってどんな風に泳ぐの」「どんな顔しているの?」標津サーモン科学館で、知識を身に着けていきましょう。
標津サーモン科学館には、大水槽・魚道水槽・中水槽、3つの大きな水槽が存在します。水槽越しにサケのド迫力な動きを観察する注目コーナーです。
大水槽ではサケの自由な動きを、中水槽ではもっとピンポイントにサケを観察できます。魚道水槽は季節ごとに見られる内容が異なるため、定期的に訪れてみてはいかがでしょうか。
◆魚道水槽
2~5月 シロザケの稚魚の群泳
9~10月 標津川に回帰したシロザケ・カラフトマス・サクラマス
11月 シロザケの産卵行動
稚魚コーナーに行けば、大きくなる前の可愛いサケも見ることができます。「え!最初はこんなに小さいの」成魚を見た後に稚魚コーナーに行くと、ギャップに驚きますよ。
標津サーモン科学館には、心が躍るさまざまなコーナーがあります。
・サケ観覧橋
標津川の捕獲施設にかかる橋です。シロザケやカラフトマスのダイナミックな遡上が見られます。遡上とは流れに逆らって上る行動を指し、産卵目的で行われるサケの習性です。
力強く川を上っていくサケの姿に、心が勇気づけられること間違いなし。8月中旬~11月中旬と時期が限定されているため、サケの遡上を見たいなら早めに計画を立てておきましょう。
・サケ映像室
サケ映像室では、サケの一生を映像で見ることができます。追加料金はなし。上演時間は決まっていますが、相談によって時間外でも対応可能です。
巨大なスクリーンで映し出されるサケの姿は、水槽で見るのとはまた違った迫力があります。
「サケがどんな風に誕生して、死んでいくのか・・・」サケの一生を知り、確かな知識を身に着けていきましょう。
・サケ展示室
模型・写真・パネルによって、サケの生態を解説するコーナーです。水槽のサケは動きまわっていることが多いため、しっかり姿を観察できていない可能性も。模型・写真・パネルなら、全体の姿をゆったり見られます。
体験学習が充実しているのも、標津サーモン科学館の大きな魅力です。「シロザケ稚魚の放流体験」ほか、「サケ人工授精体験及び解剖見学実習」と充実しています。
特に「サケ人工授精体験及び解剖見学実習」は、なかなかできない体験です。大人はもちろん子供の自主学習にも役立ちそうですね。スタッフによるレクチャー(団体向け)もあります。
サケに関するより詳しい知識を身に着けるなら、利用してみるのも良いかもしれません。
尚、レクチャーを除き、体験学習はそれぞれ時期が決まっています。時期を逃さないように、あらかじめ公式サイトで確認しておきましょう。
館内ではオリジナルポスターやオリジナルふせんセットといった、標津サーモン科学館
ならではの商品を購入できます。旅の思い出に・家族へのお土産にぴったりの商品がずらり。
「標津サーモン科学館」なだけあって、サケの見た目をした商品を多く販売されています。「個性的な商品が欲しい」人は、ぜひ実際に見てみてください。
標津サーモン科学館は、展望室の人気も高いスポットです。展望室からは、知床連山・国後島・標津川と雄大な自然が織りなす風景を楽しめます。
天気が良ければよりはっきりした景色が見られるので、天気が良い日を狙って訪れてみるのも良いでしょう。あまり知られていないサケの知識が身に付き、きれいな景色も楽しめる。
標津サーモン科学館は、充実した1日を過ごせるスポットです。
北海道標津郡標津町北1条西6丁目1-1-1標津サーモンパーク内
9:00~17:00(入館受付16:30まで)
※変更される場合があります。
標津サーモン科学館
前売券
※詳細はチケット購入ページにてご確認ください