山手エリアの異国情緒あふれる南山手の小高い丘にある「グラバー園」は、長崎観光の代表的スポットです。
「グラバー園」には、1863年に訪れたスコットランドのトーマス・ブレーク・グラバーの住まいだった日本最古の木造洋風建築である「旧グラバー住宅」があります。
その他にも、石と木材を調和させた木骨石造の「旧リンガー住宅」、長崎市内で一番大きな石造り洋風住宅である「旧オルト住宅」など、それぞれ国指定重要文化財になっています。
園内では、当時の西洋スタイルのドレスを着て写真撮影ができる「レトロ写真館」や、長崎の港町の景色を眺めながらゆったりくつろげるカフェも運営されており、「グラバー園」からの眺望は一見の価値があります
グラバー園から坂道を少し下ると、1864年(元治元年)に建築された「大浦天主堂(正式名称:日本二十六殉教者聖堂)」があります。
中世ヨーロッパ建築であるゴシック様式の教会堂で、正面・後方・側廊・高窓などにステンドグラスがはめ込まれており、木造づくりとして日本最古の教会建築として、大浦天主堂は国宝に指定されています。
市内中心へと坂を降りて行きますと、東山手に位置しているオランダ坂へと到着します。
この地域は、以前外国人居留地であったことから、今でも当時の雰囲気がそのまま残っており、日本で最初の女学校である「活水学院」や「東山手十二番館」など、洋館が7棟建ち並んでいます。
東山手十二番館は、1868年(明治元年)に建築され、竣工後にはロシア領事館として使用されたのち、アメリカ領事館やアメリカのメソジスト派(婦人外国伝道協会)の宣教師の人々の住宅として活用された数々の歴史があります。
徳川幕府の鎖国時代に、日本で唯一海外との交流が許されていたのが長崎の「出島」です。
「出島」は現在、オランダ商人が住んでいた当時の生活を再現したテーマパークとなっています。
西側ゲートから入場すると19世紀初頭の鎖国期、幕末開国後、明治期など、それぞれの時代を感じさせる再現建物を見ていくことができます。
建物内には、貴重な什器、家具、照明などが置かれており、例えばオランダ商館長のカピタンの住居であった「カピタン部屋」には、当時の和洋折衷を物語るような和室にシャンデリが飾られています。
「阿蘭陀冬至(おらんだとうじ)」という大広間には、クリスマスの宴を再現した当時のメニューの鯛の塩焼きや牛肉の塩漬、唐揚げなどの料理細工も併せて展示されています。
稲佐山からの夜景は、「1,000万ドルの夜景」と称される美しくさがあり、稲佐山山頂へはロープウェイで行くことができます。
ロープウェイローのゴンドラは、360度ガラス張りで造られているので、ゴンドラからの眺めには迫力を感じます。
頂上展望台の光の空間は、夜景の眺めと共にロマンティックな雰囲気を演出してくれています。
晴れた日の昼間には、展望台から長崎市街地はもちろんのこと、天草、雲仙、五島列島まで見渡すことができます。
伊王島は、周囲約12キロの島で長崎港から約10キロの沖合に位置しており、半世紀前までは、炭鉱の島として栄えていましたが現在は、リゾート地に変貌しています。
雄大な自然に恵まれている伊王島には、馬込教会(聖ミカエル天主堂)、伊王島灯台、夕陽ケ丘展望所、伊王島海水浴場などの観光スポットの他に、最近ではエンターテインメントリゾート「i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」が人気の的です。
リゾート内では、SUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティ、島内サイクリング、ビーチヨガ、全天候型BBQガーデンなどの施設があり、さまざまなアクティビティで楽しむことができます。
また、「島風の湯」や大浴場「YUYU SPA」では、サウナ付き内湯と檜風呂、石風呂、樽風呂、足湯、露天風呂など色々なお風呂が楽しめます。
また、夜のおすすめアクテビィティーとして「ISLAND LUMINA(アイランド ルミナ)」というアクティビティがあります。
伊王島の自然を生かしたコースは、イルミネーションのカラフルなライトが施され、迷路の中を歩きながらストーリーを追いかけるワクワク感たっぷりのゲーム感覚アクティビティです。
昼間は、海でマリンアクティビティやサイクリングで灯台や教会巡りのポタリングで楽しみ、夜は温泉に入って心と体を癒してリラックス、そしてアイランド ルミナでワクワク楽しむ、まさに伊王島は1日中遊べるリゾートアイランドです。