いこまいグルメレポート第1回 編集部ツナが魅力をお伝えします。
「味噌煮込みうどん」とは、愛知県でよく食べられている郷土料理であり名古屋名物の1つです。
味噌は米、大豆、塩を原料としてつくられる「米味噌」が日本国内の生産の約8割を占めています。お味噌汁にも使われていることが多いのがこの米味噌です。
しかし、味噌煮込みうどんで使われているのは大豆、塩を原料としてつくられる「豆味噌」を使っており、岡崎名産の色が濃くて独特な味わいとなっています。
そして、味噌煮込みうどんが食べられる「山本屋町田」さんへ行ってきました。
名古屋駅から地下鉄桜通線で約5分「丸の内」で降りてから、1番出口より徒歩2分のところにお店があります。
道沿いに歩いていくと、 煮込みうどん山本屋 と大きく描かれた看板が目印となっています。
そして、お店の前には手書き看板も出ていて温かみが感じられます。
中に入ると、木のぬくもりの感じられる店内で席のほとんどがカウンターになっています。
(もちろんテーブルのお席もございます。)
このレイアウトは店主の町田正次朗さん(47歳)ならではのこだわりがあります。
それは、お客様との距離が近くコミュニケーションが測りやすいためだとのこと。
(実際私がお店に伺ったときも、1名の常連さんがいらっしゃってお店の魅力をたくさん語ってくださいました!)
そして、出来立てを1秒でも早く。ぐつぐつと煮立ったうどんを食べて頂きたいという思いもあってカウンターの席が多くなっているそうです。
そんなお話を伺っていると、湯気が立ち上った土鍋が運ばれてきました。
私は14時頃に訪問したため、
ランチメニューの「名古屋コーチン親子煮込みうどん(1320円)」を注文しました。
ランチメニューには全ての煮込みうどんにご飯、漬物がつくのでボリューム満点です。
また、メニューも種類豊富で昔ながらの製法で作る味噌煮込みうどんが900円からとお手ごろに味わえます。
味噌煮込みうどんの蓋は調理中に蓋をするものではないので、穴が開いていません。
そのため、蓋を取り皿のようにして食べるのがおすすめです!
まずは、麺を一口食べてみました。
毎朝手打ちする麺を使っていて、そこでも店主のこだわりを感じました。
小麦粉と水だけで塩が入っていないから固くコシのある麺です。
味もしみ込んでいて、噛み応えのある麺は食べ応え抜群です。
次に、常連さんから「ここはダシまで飲めるくらい美味しいよ。」と伺ったため
ダシを飲んでみると本当に美味しくてびっくりです。
いい意味で味噌っぽさが強すぎないので、飽きもこない味で地元の人からも愛される味です。
もちろん県外からの訪問で、名古屋名物は味が濃すぎて苦手という方でも挑戦できる味噌煮込みうどんになっています。
また、今回名古屋コーチン入りのものをいただきましたが
普段食べる鶏肉よりも歯ごたえがしっかりとして弾力がありました。
また、脂身とのバランスもよく、ジューシーで鶏本来のコクと旨味が感じられました。
あとは、味噌煮込みうどんにご飯の組み合わせが初めてで食べきれるか不安だったのですが、
お漬物も美味しく完食できました。
土鍋を使っているため、うどんも最後まで熱々のまま食べ終えることができました。
また、夜には味噌おでんや手羽先などの名古屋名物も煮込みうどんの前の一品も注文できます。
コロナが落ち着いて、名古屋に遊びにくることがあれば是非立ち寄ってみてください!
🖊ツナ