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伝統ある船内をご覧あれ!【帆船日本丸】
伝統ある船内をご覧あれ!【帆船日本丸】

特集 伝統ある船内をご覧あれ!【帆船日本丸】

近代的なビル群の立ち並ぶみなとみらい21地区の中心に、今は静かに停泊する日本丸。

そんな帆船日本丸の歴史や魅力を紹介させていただきます。

 

日本丸は、昭和5年(1930年)に建造された練習帆船です。総トン数はなんと2,570トン!全長110.9m、幅13.8mという巨大な船です。

昭和59年(1984年)まで約54年間活躍し、地球をなんと45.4周する距離(およそ185万km)を航海し、11,500名もの実習生を育ててきました。昭和60(1985年)4月から、現役当時のまま保存され、一般公開をされています。

 

当時の姿を味わえる内部見学は必見!

時鐘はタイム・ベルとも呼ばれていて、当直に入ると最初は30分に1回、その後は30分ごとに1回ずつ増やして鳴らし、8回鳴らす8点鐘で交代をしていたそうです。

機関室には54年間稼働した記録を持つ国産のディーゼルエンジンが2台置かれています。

船長公室は船長がお客様をもてなしたり、航海士から報告を受けたりした部屋です。

世界中の港で多くの人物の訪問を受けていたことでしょう。

士官サロンは士官の食事や会議に使われた部屋です。航海中は勿論船が傾くことが多いので、テーブルとイスは床に固定されています。こちらのお部屋に入ったら天井を見るのをお忘れなく!素敵なものを見れるでしょう。

 

他にも、船内では大海原を航海していたころの訓練の様子や、日本丸のあゆみを写真や船用品、音声解説などを通して学ぶこともできます。

 

舵輪は帆走中に帆の状態を見ながら舵をとれるように、船の一番後ろに置かれています。

記念撮影にもおすすめのスポットです。

 

また、帆船日本丸では現役当時の姿を鑑賞できる定期的に2つのイベントが開催されています。

1つ目は、総帆展帆(そうはんてんぱん)です。これは、普段はたたまれている帆をすべて広げることです。現在の日本丸の帆(セイル)は全部で29枚!これらすべては手作業で広げられているのです。

2つ目は、満船飾(まんせんしょく)です。これは、船でのお祝いの時に船の通信に使用されている国際信号旗を掲げ揚げることです。日本丸では、船首から各マストの頂きを経て船尾まで国際信号旗を綴っています。

 

帆船日本丸は外から眺めるだけでも圧巻ですが、内部を見学するとまた異なる視点や魅力を見つけることができるでしょう。

子供だけとは言わず、船に乗ったことのない方や興味を持った方

是非、帆船日本丸で冒険気分を味わってください!

 

※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、営業日や営業時間、イベント内容に変更の可能性がございます。あらかじめ施設のホームページや施設へ確認いただきますようお願いいたします。

 

 🖋つな

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